もういちど始めること

もしかして、本当に気が乗らない今このときしか無いんじゃないだろうか?

自作の動画の話:いんゆめを禁止にして料理を作ってバトルしてみた

2023年の末に動画を投稿した。

www.nicovideo.jp

うわぁ、なんだこの動画は、たまげたなあ……

経緯や動画を作るまで

拒むことを知らない

2023/10月の末頃に、例によってボイキチ会の奇覚企画オバケりょの字さんに声をかけられた。

イカロ「『いんゆめ禁止』は普通に意味がわからないですが何するつもりなんですか……?」
りょの字「動画に淫夢要素を入れてはいけない 以上」
イカロ「あまりに縛りがキツすぎるだろ」

誘われたタイミングは、ぼすきー絡みやらリアル業務その他でかなり忙しかったのだが、年末には捻じ込めそうなのと、投稿者として復帰したいと強く意識していた時期だったこと、何よりめちゃくちゃ面白そうなのでやってみたいと思ってOKした。

開催経緯


再見さんが適当こいたのを聞いたりょの字さんが面白そうだからとマジで実現に動いたという経緯のようだった。
確かにシャルニキが語録封じてたら面白そうだし*1
汎用さんもアクロさんも淫夢厨だし、ヤシャグサさんは完全に淫夢動画を投稿していた人なのでガチだ。*2

これでなんで私に声がかかったんですかね……????*3
確かに私は例のアレぼちぼち見てるけど普段の動画でも会話でもさほど使ってないと思うが……

使うなよ、絶対使うなよ!

いんゆめ禁止と言い条、これは事実上"No means Yes"である。
「私は政治に興味がありません」と宣言する行為自体が逆説的に政治的な含意を持つのと同様、わざわざ禁止と掲げるという事は完全なる無関係・ニュートラルな状態とは異なったムーブが求められるということだ。
りょの字さんからは「淫夢語録を使ってはいけない」というレギュレーション以外の細かな話について特に明言されなかったものの、私はこの企画を「直球の淫夢要素を使わず言い訳を用意出来る状態をキープしながら濃厚に淫夢っぽさを匂わせるギリギリを攻め続ける遊びをやろう」というお誘いであると勝手に解釈した。

しかしながら、結局、全く淫夢に触れずに話題を組み立てる事は非常に難しかったので「登場する2人は淫夢の事を全く知らず、中途半端に調べて誤った認識を披露する」というパワー系すっとぼけ路線となった。

例のアレとかいう異常コンテンツ

淫夢に限らず、例のアレというのは邪悪な界隈で、権利的・倫理的にどう考えてもアウト寄りの素材やネタが渦巻いている。
もちろん例のアレに限らず、音MAD・アニメやゲームのネタ・実況も多くは権利的に怪しいものが含まれる*4ので、ニコニコ全体を通して薄っすらそういう傾向はあったのだが、例のアレは特にその中でも濃縮されたアウトっぷりと汚らしさを誇る。
私自身は普段の動画には「わかる人にはわかる」程度しか取り入れないが、それなりに淫夢厨である。自分でもどうかと思うし積極的に公言はしないが、こういう突き抜けた下ネタや倫理のタガが外れた邪悪なネタでどうしても笑ってしまう性格なのである。ユーモアとは異常の検知に伴う知的快感だ。まともなら絶対に言わない下品なネタ、悪辣なネタは「正常で望ましいとされている道から極端に外れている」事それ自体に面白みがあり、笑いを生む。そして異常でありながら聴き心地の良いジャーゴンが「語録」として残る。聴き心地の良さは身体感覚的、音韻・韻律的な快感だ。淫夢語録に限らず、ネットスラングには知的快感と韻律的快感の両方を刺激するものが多い。

何でもかんでも淫夢に寄せて語録を無理やり雑に使っている人(いわゆる「ホモガキ」)は忌み嫌われる。当然だ。知的刺激が面白みの根幹の1つにあるのに、それを解さず身体感覚的な快感だけを求めるようでは「わかってない奴」として一蹴されても仕方があるまい。それが音韻を伝えにくい文字情報のコミュニケーションであればなおの事である。
語録を楽しむためには「言葉遊びとして語録を上手く使う」という歪みねえ知的営みが求められ、また、異常な表現が異常である事を味わえる程度には「正常」な感覚を頭のどこかに指針として残しておく必要がある。もちろん本物の完全な異常者には特有の迫力があるものの、正常を参照しない純粋な狂気はコントローラブルなユーモアたりえない。

だからこそ私は、基本的には邪悪なものを好きであるにも関わらず、例えば特定個人の悪口を吐いたり女性にセクハラしたりみたいなのは苦手だったりもする。これは別に私が倫理的に立派というわけではなく、あまりに正常な欲望なので予想の範疇を超えないからつまらないと感じてしまうのだ。嫌いな奴の悪口を共有して結束を固めるというのは社会動物的として正常で凡俗すぎるし、単純な性欲についても然りだ。そういう下品さは単に不快であり、笑える表現にしたいなら何かしら異常でなくてはならない。欲望を作品たらしめるには誰でも持っているような凡俗な欲では足らず、迫力のある渇望や、驚きを生む何かおかしな点が含まれている事が望ましい。

あと他人に攻撃的かどうかも結構大事だ。圧倒的なキレや邪悪さがあれば悪口や罵倒も笑えるが、やはり直接的には他人に迷惑をかけない安全な異常者の方が安心して笑える。私はこれを目指している。見世物コアラだ。そのためには「異常とは何か」だけでなく「正常とは何か」を真剣に考えておく必要があるのだ。異常を掴むのではなく、正常を掴んだ上で外しにいく形の方が技巧としての普遍性や防御力がある。防御力に自信があれば攻めていく事も出来る。

何の話だっけ?

創作と異常とオタクと嫌儲の橋を渡って

スマホが普及しネットにオタク的でない人々も大勢やってきてSNSが隆盛した2010年代、誰にとってもネットが身近な存在になるに従って、動画を楽しむ人口は大いに増えたが、主流はYoutubeというか地上波のようなクリーンな路線になっていったし、お金もそこに集まるようになった。
Youtubeには面白いチャンネルも数多いし、トップ層はやはり凄いなと感じるが、かつての個人勢のオタクによる空気感とは明らかな別物だ。

例のアレの世界は権利的・倫理的にアウトなもので溢れかえってるので、まともなスポンサーから資金が流れ込む余地がほとんど無い。お金というのはしがらみであったり大人の都合によるコントロールや責任を伴うものだが、そういうものの影響が届きにくい場所なのだ。
本当に純粋に作りたい奴が作ってるだけのコンテンツであるため、動画自体があんなに汚いのとは対照的にその精神性は妙に潔癖な側面がある。例えニコニコ動画の歴史から葬り去られようと、一銭にもならない作品が投稿され続ける。小学生染みた異常者達の最後の安住の地なのである。
AI拓也など、AIを用いた作品の発表の場の最前線にして最底辺となっているのも例のアレの特徴だ。生成AIは過渡期の技術で、特に学習データの権利関係といった点を中心に問題や議論が多い……というか荒れまくっててオープンな場所で建設的な議論など出来ない。AI拓也にはとりあえず細かい話はスッ飛ばしてAIの異常な出力を異常なまま楽しむ土壌がある。人権も正義もあったものではない邪悪でどうしようもない連中だが、不当な利益を貪ってはいないのだから放っておけ、という了解が内外にあり、しかも「面白い」以外の存在意義が皆無だからこそ育った空間がそこにある。こんな稀有な場所はなかなか無い。


こういう文化なので、嫌儲、つまり利益を得てはならないという風潮になりがちなのは理解出来る。例のアレだけでなくニコニコ全体、ひいては「昔のインターネット」全般にかつて拡がっていた空気でもあるが。古き良き誰得精神、そして嫌儲精神。
嫌儲精神は儲けている他人への単なる嫉妬だったり、無料で作品を供給して欲しいという乞食根性とされる事も多いが、ある種の文化的な防壁として機能している側面もあるのだ。その防壁が稀有な場を守るのだ。
しかし報酬の無い活動には普通ならまともに続けられないわけで、創作で利益を得る事を悪だと考えたり後ろめたく思う風潮はあまり良くない。ニコニコにも今はクリ奨とかあるし、運営もそれをプッシュしているが、今でもお金の話を前面に出すのが憚られる空気は存在する。こうなると異常者しかニコニコには残らず、まともで万人受けするクリエイターはYoutubeに行く事になるのだろう。防壁が強固でも補給が無いと普通は干上がるものだ。しかし例のアレ界隈は異常者の供給が豊富なので何故か持続している。稀有な場であるからそういう事が起こるのは理解出来るが、これは本来おかしな事だ。

例のアレと比較して、合成音声の文化はどうだろうか?
創作の幅の広さや、多くの人が互いに素材や発想をシェアする空気はニコニコ育ちに共通する近しい精神を感じるが、しかし規約や権利関係の実態だけを見るならほとんど正反対かもしれない。ソフト・キャラ・素材など多岐に渡る関係者間の権利や仁義のバランスが一般的な同人創作と比較してもやたら複雑だし数も多い。当然その点は例のアレ界隈と明確に異なる。しがらみは多いが、合成音声は当然クリーンたりえる。
だからYoutube側でも流行するポテンシャルがあると思うし、ニコニコを飛び出して実際にYoutubeを主戦場にしようと進出していく投稿者は結構いる。
投稿者個人の利益だけでなく、合成音声の界隈全体を盛り上げようとする上でも、経済合理的な最適解は「ニコニコである程度下積みして、上手くスタイルを確立したらYoutubeに進出する」という形になるのだろう。私は合成音声に関してはそういう路線で頑張ってる人も応援したい気持ちがある。

私自身も権利的なところはなるべくクリーンであるように気を付けており、可能な限りコンテンツツリーに登録したり名前をクレジットしたりしている。*5だから、行こうと思えば私もYoutubeに進出するという事は出来るだろう。
しかし、私は多分行かない。仮に気が変わってYoutubeにも出す事になったとしても、メインはニコニコであり続けるだろう。私は投稿者として大成したいのではなく、正気の異常者として完成したいと思っているのだから。根がどうしてもネット老人なのだ。私はニコニコの異常なコンテンツを愛し、その一方で正常性を手放さず権利的にクリーン寄りな動画を作りニコニコに投稿し続ける。自分なりに真剣にどう狂えば楽しくやれるか考えている。別に狂えてさえいればニコニコでなくてもいいのだが、ニコニコには愛着があるし、今でも丁度いい場所だからしばらくここにいるだろう。

得しようとして行動するとみんな行動が似通ってくる。合理に最適化されてくるのだ。それは創発性を感じられて美しい事でもあるが、私はそういう所にカウンターを打ちたくなるし、損に飛び込んだり美学のために意地を張れる奴はやっぱり面白いな、と感じてしまう。マイナスに飛び込めって岡本太郎か?
もちろん、金を汚いものと扱ったり他人が儲かるのを妬むような、プラスを拒むタイプの嫌儲は好きではない。可能ならちゃんと稼いだ上で金を愉快なドブに捨てたいものだ。*6ドブに捨てて感動出来るならトータルではプラスのままだとも言える。

何の話だっけ?

とにかくニコニコや例のアレの特異性、損得をシグナルとした経済合理に基づく人の流れ、創作活動への影響については色々思うところがあるので、出来るものならそのへんの構造にちょっかいを入れてみたいと思う。きっと楽しい。
今のニコニコは私みたいな小物の動画でもぼちぼちランキングに入るくらいだし、それを活かして何かまた違った文化をやっていく事は出来ないものだろうか? 最近はそんな事を考えている。

元ネタなどについて

さて、投稿した動画の話。
「直接的に淫夢を使ってはいけない」という縛りを負いつつ、可能な限り匂わせるために「淫夢とは言えないが距離的に近い例のアレである」「事実上淫夢だがそれなりにマニアックなので詳しい人にしかわからない」ネタを多めに盛り込んだ結果、視聴者に通じてるか不安すぎる動画と化したため、ここに答え合わせとして元ネタを列挙していく。淫夢と無関係に単に好きだから入れただけのネタもかなりある。

AIのべりすと

冒頭から1:10までは、完全にフォーマットがAI拓也である。
拓也さんは淫夢界隈ではKBTITとも呼ばれていた実在の人物だが、彼がかつてWeb上に公開していた日記の怪文書文豪っぷりに感銘を受けた者達によって、その文体を真似して書く「同人拓也」の流れがまず出来た。それから、それをAIにやらせて異常な文書を量産しよう、という最悪の発想が生まれ、そういう流れで成立したジャンルである。*7
saize-lw.hatenablog.com
私の動画の冒頭の文書は、無論ちゃんとAI拓也の作法に則り、赤部分までは私がAIのべりすとに入力し、白部分からはAIのべりすとが実際に出力したものを利用している。何度かリトライした。
「ゆめ」という響きから連想して夢日記っぽいジャンルだという解説が生成されたのだろう。【「夢」と「寝言」を掛け合わせた造語】と言っているが「寝言」部分が全然残ってないし「いん」はどこから来たのか不明だ。しかし全然成立していない言葉遊びはAIのべりすとらしさを感じられるので、これは良いと思って採用した。
コメントにも【いんはどこから来たのだよ】とツッコミを入れてる人がいた。

読み上げ音声にはVOICEVOX3期生であるVirVox Projectの青山龍星くんを起用した。低く落ち着いた良い声でナレーター適正も高く、AI拓也界隈でも使っている人が多いのだ。
ただしAI拓也界隈で使われている読み上げ音声キャラの一番人気は、圧倒的にショウ君ことShowだ。このShowはReadSpeakerという音声合成ソフトウェアの人気話者なのだが、一時期は無能ボイスと呼ばれてたし現在もAI拓也で酷い扱いを受け続けている。コンシューマ向けは発売されておらず、法人が直接HOYA株式会社にライセンス契約しなければ扱うことが出来ないため、一般消費者が気軽に利用する事は出来ない。じゃあAI拓也投稿者はどのように利用しているのかというと、デモ音声を抜き取るなど、ライセンス的に完全にアウトな手段を利用しているようだ。簡単に利用出来ないように対策されたりもしたようだが現在でも何か色々な抜け穴を使って利用され続けているようだ。
流石に私がそれをやるのはありえないと思ったので、龍星くんにお願いする事になったというわけだ。初使用がこんなんで申し訳ないな。

キャラクター:雨晴はう

画面右に配置しているのは VOICEVOX2期生である看護師キャラの雨晴はうさん。
AMEHAREHOUSE 雨晴はう official | 雨晴はう 公式サイト
AI拓也においては「AIのべりすと」というサービスや物語を書くAIそのものを象徴するキャラクターとして、AIのべりすとのトップページにいる緑髪の女の子キャラが登場させられる事がある。
www.nicovideo.jp
この子は正式にはトリンというキャラなのだが、AI拓也の中では何故か「のべっち」と呼ばれている。細かい経緯は知らないが、のべりすとを愛称で呼んでのべっちなのだろう。こののべっちの声として、雨晴はうの声が利用される事が定着しているので、冒頭にAI拓也ネタをブチこむなら……ということで彼女を起用する事になった。そんな理由ある? 声がほわほわして可愛らしいから使ってみたいなとは思っていたが、まさかこんな理由で使う事になるとは思わなかった。申し訳ないな。
新年になって雨晴はう公式さんがぼすきーに挨拶に来てくれたり、話題になったワッフルの写真を絵文字として使用する事に許可を頂けたりしたのだが、私は「アッアッスミマセン……」という気持ちでそれを見ていた。

キャラクター:冥鳴ひまり

画面左に配置しているのは VOICEVOX3期生である死神キャラの冥鳴ひまりさん。
もうこの子に関しては細かい説明をしなくてもいいと思うけど、VTuberである本人が例のアレとかネットミームとかのスラングをexVOICEとして発売しているので最適なキャラだと思って採用した。
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淫夢のお姉ちゃん」などと呼ばれて大人気だ。間違いなくこんな理由で使う事になるべきキャラなので全然申し訳なくない。使えてとても良かった。声も落ち着いていて良い感じ。でも次やる時はVTuber冥鳴ひまりのいたずらっぽいニュアンスを出してみたいな。なかなか難しそうだ。あの感じ可愛いよね。
最近はクラウドファンディングもしているようだ。現時点で開始から1週間も経過しておらず、まだ期間が丸一か月近く残ってるのに全てのストレッチゴールを達成してしまっている。凄い。喜びスタイルだとVTuber冥鳴ひまりっぽい感じを出しやすいだろうか。楽しみだ。
camp-fire.jp

立ち絵:moikyさん

こんな動画なので「作者さんが淫夢苦手な人だったら嫌がられたりするかもしれないな……」と思って立ち絵作者さんのTwitter*8を覗いたりなんかしたのだが「雨晴はうと冥鳴ひまりを両方描いていて明らかに淫夢が苦手ではなさそう」という理由でmoikyさんの立ち絵をお借りする事にした。しっとりとしていてそれでいてベタつかないすっきりした可愛らしい絵柄で素晴らしい。
意外とこの2人の立ち絵を両方描いてる方って少ないんだなあ、という発見があった。

今日は楽しい日になるね!

全然淫夢と関係ないが、AIのべりすとが捻りだした「いんゆめ」の解釈が夢日記すぎたので、ここはVOICEROID夢日記の始祖である「きりたん(20代男性)の夢記録」シリーズのネタを入れたい、と思ったのだった。
www.nicovideo.jp
ハッピーな感じで始めたかったので「今日は楽しい日になるね!」を使ったのだが、コメントに【みんな床ファグりは済ませた?】というものがあり、やられた! と思った。夢記録において年末の風物詩といえば床ファグりじゃないか。失念していた事に動揺して思わずイトバーニュして心を落ち着けようとしてしまった。

私は死神だから「いんゆめ」のことがわからなくて

これも全然淫夢と関係ないが、フリーレン構文。
togetter.com
動画編集時点で流行のミームの中でもありとあらゆるコラボを成立させる力強いものだったので会話の導入には丁度良く、取り入れる事にした。

おお

かんたんコメント。ニコニコ動画のプレイヤー下部に付いたボタンからワンクリックでコメントが送れる機能。
驚いたり感心した時に賞賛を送るためのコメントとして用意されているのだろう。
例のアレ全般に見られるが、特にAI拓也においては、全然賞賛出来ないクソみたいな発想やガバガバな名案が出た時に「おお」というコメントが大量に流れ、それに対して「なにがおおだよ」「おおじゃないが」と突っ込みが入るのがお約束である。

地味に気付きにくい異常な点として、淫夢動画において「おお」は実際にはかんたんコメントではないという点が挙げられる。
ニコニコでは動画のカテゴリによって使えるかんたんコメントのセットが異なるのだが、料理やゲームなどのカテゴリは「おお」が送れるものの、その他カテゴリのセットに「おお」は存在していないのだ。つまり、淫夢動画の視聴者はみんなしてわざわざ他カテゴリのかんたんコメントっぽいコメントを手打ちで行うという小ボケを行っている事になる。なんでだよ。まあわかりやすくリアクションを伝えられるワードだし、手打ちでも入力はかんたんだけど。

そこは流石に嘘だよ

これもフリーレン構文。正確には「フェルン、それは流石に嘘だよ」である。
これは公式ではなくTwitter*9上でユーザーに創作されたもの。
年食ったオタクが「最近の作品」として認識してるものが実際には相当昔のものという事実を突きつけられ驚く……という流れは定番だが、これを長命種のフリーレンに引っかけて会話するというもの。
動画では流石に嘘だよ、などと否定しているが、何気に野獣先輩が注目され始めて投稿が活発になりだしたのが2010年頃なのでニコニコに限ってもかなり歴史があり、動画で言ってる内容は大きく間違いではなかったりする。最古の淫夢関連動画は2010年どころかニコニコ初期の2007年にはあったし、2chガイドライン板の「TDNのガイドライン」スレでは2005年からネタにしていたのでニコニコに限らなければ実はもっと歴史があったりする。昔は真夏の夜の淫夢というビデオ全体ではなくTDN選手関連のゴシップだけが注目されていたのだ。「お前ここは初めてか? 力抜けよ」「汚い○○だなあ」「アッー!」あたりが初期のスレでよく使われていた最古に近い淫夢語録だと思われるが、このへん今ではあんまり使われてないよね。一方動画素材として面白いものなら初期の語録であっても生き残ってる感じだ。

AIは嘘つき

テキスト生成AIの言語モデルが全くの大嘘を堂々と喋る「幻覚(ハルシネーション)」という現象があり、高性能な言語モデルでもたびたび発生するので気を付けないといけない。
それはさておき、フレーズとしての元ネタは淫夢語録「ホモは嘘つき」である。淫夢においては他にも「ホモはせっかち」「ホモ特有の~」など、普通に考えたら直球の差別というか邪悪な決めつけに基づいたストレオタイプ的なフレーズが存在する。小学生かよ。どちらかというとホモである事よりポルノビデオである事に起因してTDN氏や作中の人物が色々とバレバレの嘘をつくシーンが多かったのでそれで形成されたイメージであろう。「インディアン嘘つかない」みたいな戯画化である。

やめろワシはホモビなんて観ない

こち亀両さんが言いそうな事という形でネットで勝手に形成された「やめろ! ワシはホモじゃない」というフレーズの改変。
実際には原作でそういった発言は出ていないらしい。両さんがホモっぽい事しててもなんか違和感無いし麻里愛も初期は男だったし周囲のキャラの暴走や勘違いに巻き込まれて「やめろ!」とか言ってるシーンが多いので多くの人が脳内再生余裕だったためにここまで拡まったのだろう。

ロックマンとか工場見学の動画

ロックマンというのは、コメントでも理解した人が大勢いるが、634氏の投稿する一連の動画「69マンSEエックス ゼERO」の事である。
www.nicovideo.jp
端的に言えばロックマンXシリーズの映像を主な素材とした音MADなのだが、その怒涛の下品さと勢いは凄まじく、見ていると頭がおかしくなる。適当に数本視聴するだけでどんな作風かはすぐ理解出来るだろう。ほとんど全部そんな感じである。見方にもよるが淫夢より下品だと思う。
恐るべきは2007年の初投稿から2024年1月現在までコンスタントにこの作風のまま投稿を続けているという事実で、既に動画の件数は1300件を超える。昔は「100本以上こんな動画作っててやばすぎる……」と思っていたが、まさかそれが15年続くとは思ってなかったので恐怖を感じる。
精神状態がまともな時は「なんだこれ下品すぎる」「もっと他に有意義な動画があるだろ」と思って視聴をやめてしまうのだが、心が疲れてる時にたまに視聴すると頭が空っぽになって良い感じなので電子ドラッグとして重宝している。


工場見学の動画の方は「ザ・メイキング」である。タグは「ザーメンキング」
dic.nicovideo.jp
淡々と色んなものが工場で作られていく過程を紹介するシリーズであり、社会科見学みたいで観ていて純粋に楽しい。
元動画はYoutube科学技術振興機構JST)が投稿している動画で、ニコニコのはその転載である。お約束的なコメントやつっこみが色々あって、ネタ色が強いアニメ見てる時に近い感覚だ。

お前なんなんだよ、禁じられた~

FF10ティーダのセリフ「お前なんなんだよ!」*10とワッカのセリフ「禁じられた機械を平気で使ってんじゃねえか」
無論、直接的に意識した元ネタは「おとわっか」 ホモネタとしての薄っすらとした繋がりを意識している。
dic.nicovideo.jp

私たちのような無識な一般人

「無識な」という言葉自体は普通の語彙だが、通常であれば一般的には「無知な」と表現する事の方が多い。
わざわざ「無識な」と表現した元ネタはテコンダー朴。「無識な日本人は人権派格闘技漫画テコンダー朴を読んで正しい人権意識を学べ!」といった形で使われる。

知的エリートの方々にとっては知っておかないと恥を~

事実である。確かに少々盛ってるが大きな嘘は言っていない。
コメントでも多く反応してもらっているが、作品などの公募に淫夢ネタを混ぜ込まれた際に、審査側がそうと知らずに採用してネットで話題になってしまうという悲しい事件はちょこちょこ起きている。回避するためにもある程度知っておかねばならないというクソみたいなミームだ。「自分の知識量を悟られたり~」は、「無知がバレたら恥ずかしい」とも「淫夢厨だとバレたくない」とも解釈出来る表現として捻りだしたもの。
淫夢には言葉遊び的な側面があるので、真面目な話、それなりに学力があり尖ったコンテンツを好むタイプの大学生に特に好まれる傾向は実際にあったりするようだ。淫夢は出自がゲイポルノの無断転載という隙の無いクソなのでいくら流行しても社会や権威と一体化する事が無いという安心感もあり、モラトリアムな知性を引き寄せるのかもしれない。それを踏まえて「インテリ大学生の皆さんは日夜ピカピカ光るパソコンを~」という風に「ゲーミングPCを好むオタク大学生」というペルソナを仮定し、褒める風に煽りにいっている。

なんてことだ

淫夢とは無関係のメーデーネタ。「なんてことだ、もう助からないゾ♥」
エアカナダ143便の事故(いわゆる「ギムリー・グライダー」の回)でヒューイット管制官が放った非常に有名なセリフ

である事を意味していますよね

「意識高い系空手部」より。迫真空手部本編のセリフを「意識高い系ビジネス用語翻訳」に通したもの。この翻訳はノムリッシュ翻訳と同じサイトに存在するもの。「ですよねぇ」が「である事を意味していますよね」に翻訳された。
根本的な元ネタはこれだが、特にThe Witnessを実況した「迫真パズル部・総当りの裏技」シリーズでこの語録が頻繁に用いられた事から特に有名な語録となった。
パズルの要点を掴んだ気持ちの良いシーンでこの語録が使われがちだったため、そのたびに「である事を意味している+114514810点」のように視聴者からの賞賛コメントが飛んだ。
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心が豊かなので性格も良い→彼女ができる

ブロント語。淫夢とは関係ないがニコニコでも昔かなり流行っていた。

・豪華なHNMLS→装備が充実→心が豊かなので性格も良い→彼女ができる
・せこいLS→装備が雑魚→心が狭く顔にまででてくる→いくえ不明

高レベルのプレイヤーは余裕があるので性格も良くて彼女も出来るが、ザコは性格も悪いのでいなくなりますよ、という主張である。
FF11の伝説的な(?)プレイヤーであるブロントさんは「ナイトというジョブは偉く、自分はナイトの凄いプレイヤーである。しかも腕っぷしも強い」という熱い自画自賛を延々と崩壊した日本語で主張していたが、その崩壊した日本語のセンスが面白くてウケた。これもまた一種の「語録」としての知的刺激をベースとした受容であり、ネットスラングとして淫夢と通底するものが感じられる。

ちなみに「素晴らしい努力だすばらしい」もブロント語。原文は「素晴らしいナイトだすばらしい」 2回目の「すばらしい」がひらがなであるのも勢いを感じられてよい。

明るい未来に就職希望だわ

淫夢とは全然無関係なアイドルグループであるモーニング娘。のシングル「LOVEマシーン」の歌詞の一節。リリースが1999年なので20世紀の楽曲であり、この動画で扱うネタの中ではブッチギリで古い。唯一「真夏の夜の淫夢」というビデオそのものよりも古いと言えるネタ。
大学生の未来は明るいなあという展望をアホっぽい感じで言いたい、と思った時に丁度いいフレーズだったので入れた。同時に加齢臭もして大変よろしい。
当時はテレビを見たら毎日のようにLOVEマシーンが流れてるくらい人気の曲だったように思う。子供の頃は「アホっぽいネタ曲」と感じてあんまり好きじゃなかった覚えがあるが、大人になってなんかの機会に聴いたらポップでキャッチーで良い曲だなあ、と感じたのだった。「日本の未来はWow Wow Wow Wow」って歌詞どうやって思いつくんだ。
何気にモーニング娘。ってまだ活動してるんすね。メンバーは物凄く入れ替わってるけど……当時は新規加入メンバーがドンドン増えていってたので「将来的に物凄い人数になるのではないか」とネタになってた覚えがあるけど、その後はAKB48とかが出てきたので当たらずとも遠からずといった感じだ。

中国や韓国ですが インムを通じてコミュニケーションで相互理解

事実である。
国↑交↓とも言われており、韓国もそうだが、特に中国での淫夢の広がりは特筆すべきものがある。
中国は同性婚を法的に認めてないものの、禁じているというほどではない。そこまでは日本も同様だが、しかし表現のレベルにおいては日本よりかなり抑圧的で、例えば映画やドラマなどの作品において同性愛表現は「不健全」として検閲排除する傾向にあり、日本風の美少女ゲームなんかも突然規制を強められたりする。要は同性愛や二次元美少女に現を抜かしてないで結婚して子供を作り国に貢献しなさい、という事なのだろうか。
ただ、何故か謎に淫夢は見逃されやすいらしい。ネタだから取るに足らない、という扱いなのだろうか? 特にbilibiliでは特に厳しく削除されずに生き残ってる淫夢動画は数多い。とはいえ、bilibiliも元祖であるニコニコと同じく下の世代をTiktokに取られるなどして若干オワコン化が進んでいるらしく、bilibiliに残ってるのはニッチなオタクだけ、という雰囲気のようで、これも例のアレらしい感じだ。日本からしたら中国は人口が多いから活発に見えるが、国民全体の比率で見たら淫夢厨やるようなオタクは日本以上に少数派のように見える。
淫夢があまり規制されてないと言っても、そもそも淫夢は検閲しづらいという側面もある。中国共産党の真面目な役人がホモビMADの詳細なトレンドを把握しているはずも無く「オタクにはわかるが検閲は貫通する」ネタとなりえる。日本と同様に『回避するためにもある程度知っておかねばならないというクソみたいなミーム』なのだが、中国においてはよりシリアスなのだ。淫夢っぽいものが公的な掲示物や作品に採用されてしまう、といった事故は日本でもちょくちょくあるが、大抵は単なる悪ふざけに過ぎない。一方で検閲の厳しい中国においては検閲者をあざ笑い、政府の検閲などに我々は屈しない、という態度を示す反政府インテリ仕草的な意味合いを若干帯びていたりするのだ。この話がどれぐらいマジでどれくらいネタなのか、本当にリスキーな行為なのかは正直わからないがそういう側面は実際あるらしい。中国でオタクをやるのは大変そうだ。
まあ、淫夢厨やるような中国人は総じて自由主義寄りの思想を持つオタクである可能性が高く、日本のオタクとの親和性は高いだろう。政府間のピリピリした感じよりは随分と個人間での交流はしやすそうだ。それがホモビを介した交流になってしまうのは はっきり言って異常としか言いようがないが。

お互いを好きになること いいこと

山崎まさゆきのシングル「愛のカタチ」の一節「人を好きになることいいこと」の改変。
現実の歌手ではなく「 i-mode学園」というゲイポルノ作品に収録された作中作である。淫夢ネタ。
dic.nicovideo.jp

ラブアンドピース

閉廷おじさんが口走った一言。淫夢ネタ。
裁判中に(位置的に多分書記官の)おじさんだけ無視される状態になり、無視しないで欲しいと色々ちょっかいをかけたが一切反応を貰えず、エスカレートしてメチャクチャな狼藉を初めてしまい、最終的にはメチャクチャやりながら「ラブアンドピース」などと叫び始めるコントみたいなポルノ作品があり、それが元ネタ。淫夢扱いされてるが何気にホモではなくノンケ向けの作品。
w.atwiki.jp

こいつは国民党を直撃する

2023年末頃に爆発的に流行っていた「アナルアサシン VS 忍者」より、15:30あたり、中指を使って責め始める際の「こいつはポイントを直撃する」という発言の空耳。
中国関係の話題が出たので引用したが、国民党は中国ではなく台湾の政党であり、歴史的には大日本帝国中国共産党と戦って最終的には台湾に敗走した人々の末裔なので文脈的にはちょっとズレてるかな。
現在の台湾は大陸志向の国民党ではなく台湾独自のアイデンティティを重視する民進党が与党となっている。

音声はVOICEVOXの私達を使えば

有名な語録である「金・暴力・SEX」と、野獣先輩の「屋上あんだけど……焼いてかない?」に対する遠野の返答「あぁ~いいっすねぇ」から「暴」「いいっす」「暴」「X」を切り貼りして「VOICEVOX」と読ませる、というネタ。キメラ語録。あのさぁ……言い訳のしようがなく淫夢ネタじゃないか(呆れ)
ここまで「淫夢を禁止出来るのか?」「素材を使わなければいい」とネタ抜きにダラダラと喋った後に投入するので不意打ちになって良い感じだと思う。
「金・暴力・SEX」は結構色んな切り貼りキメラとして使われていて、例えばゲーム実況系だと「金・暴力」の「か」と「りょく」を切り貼りして「火力!」と言ったりボスが現れたら「暴力・SEX」の「ぼ」と「す」を切り貼りして「ボス!」と言う、みたいな事が一般的にされている。クソみたいな知識だ。

なんの面白みもないじゃないか

JOKER姉貴。「棒読みっぽさが淫夢の男優に似てる」というだけの事で東方のボイスドラマ作品を淫夢や例のアレの文脈に巻き込んでいく「クッキー☆」という界隈が存在するのだが、クッキー認定されてる作品の1つ『古明地こいしのドキドキ☆鍋パーティ!』にて水橋パルスィ役を演じた人物。
作中にて闇鍋を行うのだが、パルスィは「好きだから」という理由で闇鍋にも関わらず ごく普通の大根を食材として選択し、後になって後悔して「私だけなんの面白みもないじゃない」と発言した、というもの。
作中でも順番を飛ばされるなど存在感が無い事をネタにされており、登場するたびにコメントで「誰?」などと言われる事がお約束。
出自的に「クッキー☆」は淫夢と絡む必然性がないのになんか例のアレ扱いされてるというポジションなので「ク☆は淫夢ではない」と主張する人もいる事から、これについては淫夢ネタではないと言い張ることが出来るだろう。
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仕方ないね 何の問題ですか? 何の問題も無いよね

ご存じ「本格的 ガチムチパンツレスリング」より。
本編は全て英語なので上記は全て空耳である。淫夢には「しょうがないね」「しょうがねえな」等の語録があるが、慌てず騒がず落ち着いて「仕方ないね」に置き換える事で淫夢判定を回避する事が出来る。レスリングについては公式がイベントにビリー兄貴を呼ぶなど存在を認めているので、系譜としては近いものの、完全に黙殺されている淫夢とは別という扱いである。申し訳ないがレスリングはNG。
何の問題ですか? → 何の問題も無いよね → ラミレスビーチの誓い♂ という風に続くのだが、テンポ的にラミレスビーチの誓い♂についてはカットさせて貰った。許してや……

許しは請わぬ

「アンチブリッツボールおじさん」「ノムリッシュいなり」という2つの動画で登場するのが有名。
前者は「THEクレーマー 1 バレー青年植木鉢破損」をノムリッシュ翻訳した動画。元々のTHEクレーマーは「バレーボールで誤って植木鉢を破壊してしまった青年に対しておじさんが『おい、どうしてくれんだよ!』と迫り、青年は平謝りする」というシナリオ。これをノムリッシュ翻訳すると「おい!」が「応えよ!」になり「ごめんなさい」「すみません」などの謝罪が「赦しは請わぬ」に翻訳されるため、おじさんが「応えよ、我が声に応えよ!」と連呼し、青年が何度も「許しは請わぬ」と応じるという異様なやり取りが展開される。
後者は寿司屋見習の男が配達中にいなり寿司を勝手に食べちゃった事を謝るシーンで「許しは請わぬ」と言いながら土下座する。
何気に前者は「赦し」で後者は「許し」という表記ゆれが存在する。

ノムリッシュ翻訳だから淫夢語録じゃないと言い張ることが出来るだろう。
許しは請わぬ、それは、星の命運を賭けた戦い。

ⅠⅠⅣⅤⅠⅣ年後

野獣先輩のセリフ「いいよ、来いよ!」から114514という数字が特別扱いされているが、これをローマ数字にして誤魔化したもの……というだけではなく、直接的な元ネタは「野獣先輩 VS いんゆめ君」という動画。
妙に低クオリティだが独特の間が癖になる劇場動画で、場面転換にやたら長い「ⅠⅠⅣⅤⅠⅣ億年後…。」というテロップが入る。元ネタは億年後だが「億は長すぎるかな」という私の意味不明な遠慮が働いてⅠⅠⅣⅤⅠⅣ年後になった。
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場面転換で流れるゴキゲンなジングルらしき音

これは直接淫夢と関係あるわけではないが、有名なゲーム実況である「人命レ●プ!火の玉と化した緑くん.KSP」からの一連のシリーズにて場面転換のジングルとして使われていた音である。
プレイしているKerbal Space Programは宇宙開発シミュレーションゲームで、高度な物理シミュレーションが組み込まれており、自分でロケットを設計したりそれを用いて宇宙探索をしたりといった事が出来る。ただこのシリーズの投稿者は倫理観が破綻しており、このゲームにおいて人間の代わりとして扱われる緑色のマスコット、通称「緑くん」を酷い目に合わせるためにムチャクチャな挑戦ばかりしている。最終的に予定通り緑くんを酷い目に合わせる事が出来たら「実験は成功だ!」「やはり私は間違っていなかった」などと言う。
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曲自体はPlayStation2のアクションゲーム「GOD HAND」のBGMであるGene's Rock-a-byeという曲(のイントロ)
GOD HANDは世界観やシナリオ面では物凄いバカゲーだが、アクションゲームとしてのクオリティや難易度は極めて高いトガった作品で、ファンも多い。
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ドサーッ(米を投入)

野獣先輩がアイスティー睡眠薬をサーッと入れるシーンを想起させたかったので「猛烈に流体を投入するシーン」は結構意識して入れた。米を投入するシーン、スパイスを投入するシーン、味の素を投入するシーンなど。

今は瘦せてきてるし

野獣先輩の語録「昔は太ってたんですけど」を連想させるフレーズとして入れた。
これは気付かれないと思ったがちゃんと拾ってくれたコメントがある。やはり視聴者をナメてはいけないな。

王道って感じだね

野獣先輩の語録「やっぱり僕は王道を征く」の匂わせ。案の定、これはコメントで言葉狩りが発生している。

なんか本格的

ONDISKの語録「なんか芸術的」の言い換え。
雨晴はうさんの調声もだいぶONDISKのイントネーションに寄せている。

ちょっとやる分には簡単簡単

GOの語録「30分で5万! すげぇよ、簡単だから。本当だから簡単簡単」を意識していたがこれは流石に表現が遠すぎて伝わらなかった。

インムに関係の深い料理

まず、カレーは既にアウト寄りである。
小学生並みだが、カレーを大便のイメージに寄せるクッソ汚い発想が淫夢界隈にはあり、脱糞音を動画素材として使うのが流行った事もあった。今もちょくちょく使われる。最悪だなあ。ガーゴイルKMRなんて言われてたよね。モザイク代わりに「カレーハウスCoCo壱番屋」の画像を使用するなどだいぶ最悪だった。「汚らしさ」を競い合いがちなこの世の終わりみたいな界隈だと再認識させられる。

ひまりがプランBとして提案したステーキやピザについて。まずステーキは「職場淫猥白書9 料理人解体ショー」にて出張料理人中野くんの焼いたステーキが存在するので、屋外で直火で焼いたら淫夢になるだろう。
ピザについては「職場淫猥白書8 ピザ配達員豊田編」にて配達員がピザをつまみ食いしてしまい、その代償として客が性行為に持ち込もうとする、という話がある。いなり寿司については「職場淫猥白書13 寿司職人見習い編」にて配達してきた見習いがいなり寿司をつまみ食いしてしまい、その代償として性行為に持ち込もうとする、という話がある。ほとんど話の筋が同じじゃねーか!
中野くんのステーキもピザもいなり寿司も全部関西クレーマーことカーリーが登場する同一のシリーズである。ネット歴長い人なら、淫夢厨でなくても「いなりが入ってないやん」というフレーズは見かけた事があるのではなかろうか。寿司が登場したらいなりが入ってても入ってなくても淫夢認定されかねなくて危険だ。
ラーメンについてはもちろん迫真空手部の野獣先輩の語録「この辺にぃ、旨いラーメン屋の屋台来てるらしいっすよ。」より。
要するに挙げた全ての料理が淫夢にカスってるのである。

トマト缶

「アナルアサシン VS 忍者」より演出のパクり。
そもそも「アナルアサシン VS 忍者」はアダルトグッズの販促のための映像であるため、エロシーンでそれらのアダルトグッズが登場したタイミングで、紹介する意味での演出が入る。その演出というのが【効果音ラボの「バーン」(もしくは「ショック3」)というSEを流して、虹色のグラデーションで縁取りしたテキストでグッズ名を表示する】というもので、比較的簡単に真似できそうだったので真似したのだった。個人的にはもうちょっとフォントにもこだわって寄せれば良かったかな、と反省している。
その後の「味噌」と「ヨーグルト」などについても同様である。

うまあじ

「うま味紳士」より。これはゲイポルノビデオが元という点は同じであるが、文脈的には淫夢ではなく「ふたば☆ちゃんねる」のネタである。
迷惑コテハンであった「マジレス」氏の顔写真*11を「うま味紳士」のパッケージに合成したコラが出回った事から「マジレスはうま味紳士である」というネタが定着し、マジレスの画像を見て「誰このおっさん」と言う人の前に颯爽とキミキスさん*12が現れ「うま味紳士よ!絶対に許さないうま味紳士!」と教えてくれる、という謎の流れが定着していた。
パッケージの「うま味」の味の部分にはちゃんと「あじ」というルビが振られているため「うま味」は「うまあじ」と呼ぶべきだとする勢力と、常識的に考えて「うまみ」と呼ぶべきだとする勢力が日夜バトルを繰り広げる事となった。日々「うまみ派はバカだな」「うまあじ派は賢いな」などと罵りあっている。「うまテイスト」とか言い出す国際派や「うまウェイ」と言い出す中国人も登場する。

スパイスのくだりは割と料理の話をしているが、本当に雰囲気で適当に目分量でスパイスを入れていたので料理動画にあるまじき適当さである。実際「これくらい適当にやっても案外美味しく作れますよ」というのは実際に言いたかった事なので、そういう意味では真面目な調理シーンと言えなくもない。
このときクミンパウダー少ねえ! と結構焦ってたりする。クミンシード使ってるし多分大丈夫だ、と考えて調理を続行した。

なんでもいい

非常に有名な語録「許してくださいなんでもしますから!」の匂わせ。
これも淫夢厨でない人にも伝わるレベルで知名度が高い語録の筆頭だろう。

おばあちゃんの素

アル中カラカラことwawawa氏が、味の素の事を何故か「おばあちゃんの素」と呼ぶ事から。
wawawa氏の動画は基本的には衛生観念に欠ける汚い映像で、意味不明な量の味の素や粉ワサビや粉カラシ一味唐辛子をツマミにブチこんだり、わけわからん分量のウイスキーハイボールにして飲み続けており、本当に物凄い迫力である。
別にwawawa氏は淫夢ではないが、淫夢とか好きな人は絶対好きだろうからネタを取り入れた。
味の素は忌避する人もちょいちょいいるが、使うとわかりやすく旨くなるので、ひと味足らないな、という事にならないように使っていくのは全然アリだ。特に初心者ほど活用すべきだろう。今回ネタとしてやや多めに入れたが、塩味甘味酸味苦味と違ってうま味は多めに入れても味のバランスが崩れるまでの量にやや余裕があるし実際全然許容範囲内だった。最終的にはちゃんと美味しく仕上がった。
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どうでもいいけど、最近のTwitter*13陰謀論界隈では「味の素を使ったり利用を薦める奴は悪魔崇拝者」ということになっており、バズレシピで有名な料理研究家リュウジ氏が悪魔崇拝者扱いされるというほのぼのエピソードもあったよね。

大海近いから

野獣先輩の語録「大会近いからね」より。漢字が違うから……と言い張る。

まるでカレー博士だ 調べたさ……

NARUTOより。気持ち的にはナルトス、つまり「ふたば☆ちゃんねる」関連ネタであるが、一連の語録はナルトスのコラではなくNARUTO本編から。
「ずいぶん勉強したな...まるで蛇博士だ」「調べたさ…大蛇丸を倒す為にな」「でもただの蛇博士じゃあこのボクは倒せないよ!」と続く。
全然淫夢と関係ないのだがコメントで【でもただのカレー博士じゃあこのカレーは作れないよ!】と乗ってくれてる人がいたのはかなり嬉しかった。

←結論

らき☆すた」アニメのOP「もってけ!セーラーふく」の歌詞の一節「セーラー服だからです←結論」より。
なんとなくニコ厨っぽいテイストを出したかったから唐突に字幕に放り込んだ。

知的さとは正反対の野獣のような

言うまでもなく野獣先輩のこと。また、あくまで「淫夢は知的なインテリのものである」という前提を崩さずに話を進めるつもりですよ、という宣言でもある。

なんという冷静で的確な判断力なんだ

淫夢とは無関係な「キン肉マン」のキン肉星王位争奪編、『ソルジャー登場の巻』のワンシーンより。
意味不明な賞賛をしたいシーンだったので、ネットミームとして有名なこれを引用した。

下品だなあ、そうに決まってる

「Hikakin Mania」より。
有名YoutuberであるHIKAKIN氏の動画を切り抜きして下品な改変をしまくって投稿していたHikakin Maniaという動画投稿者がいた。その作風を面白がって真似た大勢の人々により多数の類似動画が投稿された結果「HIKAKIN氏の動画を素材に下品な改変をした動画」という「ジャンル」としてHikakin Maniaが成立している。通称ヒカマニ。
これもかなりの下品さを誇るジャンルではあるが、淫夢とは一切関係なく、カテゴリも「その他」ではなく「エンターテイメント」または「未設定」である事が多く、淫夢に詳しい人でもヒカマニは観たことがない、という人は珍しくない。実際に視聴した時の感覚は淫夢よりはゼEROを観た時に近い。
淫夢は素材からクッソ汚い事が多いが、ゼEROやヒカマニは素材は汚くないが無理やり下ネタを導入しようとしている事から雰囲気が似てくるのかもしれない。
コメントでも【マニア】というワードを出して反応している人がちょこちょこいる。

「下品だなあ、そうに決まってる」のフレーズそのものはHIKAKINが「青鬼」を実況している動画より。
青鬼の登場人物タケシの発言「全員あの化け物にケツから食われちまうんだ そうに決まってる!」をHIKAKINが読み上げつつリアクションを挟んだ結果として「ケツから食われちまうんだ」(読み上げ) →「ケツから? 下品だなあ」(HIKAKINの感想) → 「そうに決まってる」(読み上げ)という形になり、後半の「下品だなあ そうに決まってる」が切り取られ【何かを下品と決めつけるHIKAKIN】という使われ方をされるようになった。
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絶対にありません 確信しています

これも「Hikakin Mania」より。フレーズ自体はHIKAKIN氏が2020年3月に投稿した「卒業式が出来なかったみんなへ、ヒカキンより」という動画から。
2020年3月といえば、コロナ禍初期の誰もがどう対応すればいいかわかっていなかった頃で、普通の学校生活を送っていた多くの学生達が突然の休校要請によりまともに卒業式も出来なかったという時期、そんな学生達を慰めるべく力強い激励と祝辞を送る動画を投稿したHIKAKIN氏は人間の鑑である。
しかしそんな素晴らしい動画もカスみたいな改変をしてしまうのがヒカマニなのである。特に以下の否定キン動画が好き。
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元々は「卒業式を送ることが出来なかったからといって皆が友達と過ごしてきた時間、築いてきた絆が無くなるなんて絶対にありません」「仲間との絆はより強いものになると確信しています」という真っ当でポジティブな発言である。

ホイホイチャーハン どういうことなの

「本格的 ガチムチパンツレスリング」より。
ただのカツカレーに更にチャーハンを導入するためにはホイホイチャーハンの力が必要だったのだ。

満足できねえぜ

遊☆戯☆王ファイブディーズ」の鬼柳京介より。淫夢とは無関係。
といっても、私自身は遊戯王ニワカであり、大昔に遊戯王MAD観てただけの人間なのであんまり詳しくない。
全然遊戯王やらないのに何故か解説動画やデュエル動画を謎にちょいちょい視聴しているため用語にだけ反応出来るという変な耳年増人間と化している。

贅沢って奴はさ、小出しはダメなんだ

賭博黙示録カイジ」のハンチョウこと大槻の発言。淫夢とは無関係。

問題ない、2000キロカロリーまでなら

「バキ」烈海王が川の上を無理やり走りながら言った「問題はない!! 15mまでなら!!!」の改変。淫夢とは無関係。
残念ながらご飯や油や肉の量からざっくり計算しても少なくとも2500kcalくらいのカロリーにはなった。1日1500kcal以内で頑張ってる時期だったので1食で2日分くらいのカロリー摂取をしたことになる。

アーモウメチャクチャダヨ

「あーもうメチャクチャだよ」というフレーズそのものは「BABYLON STAGE 35 大人の事件簿」の野獣父より*14

しかし、使用した音声の詳細は少々込み入っている。
まず、淫夢好きとしてよく知られた声優の杉田智和氏が、料理旅番組*15の吹き替えを担当した際に淫夢語録を乱発するという暴挙に出た事があり、この番組の音声が特に有名な素材になっているのだが、この吹き替えの中に「あーもうメチャクチャだよ!」という発言が含まれている。
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使用した音声「アーモウメチャクチャダヨ」は日本のネットカルチャーにやたら詳しいフィンランド人のTomi Laurinen氏の発言である。
「ですコン(Desucon)」というフィンランドのアニメ・漫画ファンのためのイベントが存在し、そこでTomi Laurinen氏とBenjamin Altin氏が「例のアレ」についてまとめたスライドを発表する、という講演があったのだが、講演の中で上記の杉田智和氏を紹介する場面がありTomi Laurinen氏はどうやら「杉田智和氏による淫夢営業」の例として「アーモウメチャクチャダヨ」という言葉を放っている。
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淫夢」→「有名声優による吹き替え」→「フィンランド人の講演」という2回のロンダリングを経由しているので「これは淫夢ではない」と主張出来るんじゃないかな……ダメかな……

改めて考えると凄いと思うなあ

syamu_gameによる熱い自画自賛
オフ会0人で一世を風靡した大物Youtuberであり、淫夢ではないが例のアレ枠だ。何故オフ会に誰も来なかった時点で嫌にならずそれを動画にしてUPしたのかは謎だが、とにかくこの一件で有名になり、その後も色々あって激しくネットのオモチャにされたり、その注目度を巡って色々あったりした。

ンーーー、改めて考えると凄いな、って思うなあ。俺はやっぱ。凄いなあと思うなあ。
サムネも作れるしさ、曲も作れちゃうし、ほんでー動画も編集できるでしょ?
ほんでー、さらには小説も執筆してるって?
ほんでー、撮影・収録も一人でやってるって?
なかなかできないよ、そういうことは。なかなか難しいと思うよそういうことは。
そういうクリエイティブな人はなっかなかいないと思うよ。

クオリティが伴ってないので馬鹿にされまくってるが、実際やってみる人はそれほど多くないのでそこは素直に凄いと思う。*16
この一連の自画自賛は詠唱のようなもので「今作ってるこの料理はsyamu_gameに関係していますよ」という宣言、種明かしに相当する。勘の良い人はチャーハンを作り始めたあたり、もっと早ければトンカツを一口サイズにカットしたあたりで気付いたかもしれない。
「カレーやチャーハンで淫夢レスリングをカスりながら最終的にsyamu_gameに着地するのは流れとして悪くなかろう」「syamuさんは全部冷凍食品かレトルトを利用していたので、私は可能な限り生鮮食品から作ってみよう」という発想だ。*17
https://www.nicovideo.jp/watch/sm27636439www.nicovideo.jp
参考にした動画の3:15あたりから「丼に盛ったチャーハンの上に1つ1つトンカツを盛り付けていく」というシーンがあるのだが、周囲から埋めるように円状に配置していき、円状に配置したために真ん中が空き、最後の1つを置くのに丁度いい空間が出来ている形になり、多くの視聴者は最後の1つを真ん中にスポッと置く事を予想する。そこまで「真ん中やろなあ」というコメントが乱れ飛んでいるのだが、syamuさんは大方の予想を裏切り、他のトンカツの上に置き真ん中を空けたままにする。これに対して「!?」「は?」「おお」などのコメントが乱れ飛ぶ、という流れがネタになっている。
私もそれを再現する形で盛りつけた結果【真ん中やろなあ→は?】コメントで応えてくれる人が現れたので嬉しい。

きっと特別な存在なのだと思いました

キャラメルキャンディ「ヴェルタースオリジナル」のCMより。淫夢とは無関係。
syamuさん風の自画自賛ばかり続くとあれだなと思ったが、短くすると尺が足りなかったので別の形の自画自賛を持ってくる事になった。
やっぱりニコニコのミームを扱うならドナルドかヴェルタースオリジナルねるねるねるねあたりは持ってきておきたい。

そうだそうだと言っています

元ネタはゴジラシリーズの映画『三大怪獣 地球最大の決戦』における「ラドンもそうだそうだと言っています」 淫夢とは無関係。
「そうだよ(便乗)」だと淫夢になってしまうし短すぎるし「ワイトもそう思います」もやや短かったので少し長いものを導入したかった。
これはどちらかというとニコニコではなくTwitter*18で「汎用性の高い画像」として使われてきたネタという印象がある。

こうして私たちの元に届けられる

ザ・メイキングの字幕解説の締めとして多用されるフレーズ。
ニコニコで「こうして○○は作られる」という形で締められた回は「私たちのもとに届けろ」と怒りのコメントが付くこともある。

こんなに作ってどうすんだよ

ザ・メイキングにて、食品を始めとした製品を一人で消費しきれないほど大量に製造してるシーンに付きがちだったコメント。
工場だから出荷販売するに決まってんだろ。ただ、最近はこのコメントあんま見ない気もする。

わずかな時間を見つけて もう嬉しくって感動で

エア本さん。例のアレを取り上げるのであればその元祖であるエア本さんに触れないわけにはいかないだろう。
どちらも「すばらしきわが人生 Part2」より。
「わずかな時間を見つけて」はグルメレースMADの「わずかな時間を見つけてマイレボリューションする」という使い方が特に有名か。

うん! うんうん…… はい

「うん、おいしい!」という語録に今更配慮し始める。本当に今更w

おいしいけど、おいしい

syamu_gameがパルムを食べて放った一言。
オフ会0人と引っかけて情報量がゼロであるとネタにされる。
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すっごく爽やかな存在

漫画「孤独のグルメ」の第一話より。豚肉主体の料理ばかりを注文してしまった中で、ナスのおしんこを評して。
一応料理動画だから、という事でラストは最後の理性を振り絞って真面目に食レポをしており、引用するネタはちゃんと(?)グルメ漫画からにした。

死のうかな

ザ・メイキング動画に付きがちなコメント。
まず「淫夢ネタをカッコいい映像作品にした動画につきがちなコメント」として「俺もホモビに出ようかな」というものがあった。自分もホモビに出ればカッコいい映像作品になれるかもしれないというわけだが、この割に合わないコメントがウケて定番フレーズとなったもの。
これを踏まえてザ・メイキングの最後のおさらいパートで(工場の仕組みに感心したニュアンスで)「俺も○○工場で働いてみようかな」といったコメントがついた時期があった。しかし、素直な工場への賞賛の意図のコメントがついていたのは初期だけで、結局あらゆる工場に対して「俺もホモビに出ようかな」と無関係にホモビに出たがるコメントやどんどん捻ってネタに走ってメチャクチャな「○○しようかな」系のコメントが大量に付く形に発展(?)していった。この発展が進み、何故か何もかも嫌になってしまった人によって「○○しようかな」の○○に「死」が入った「死のうかな」というコメントが付くようになり、動画の最後だけでなく最初のほうにも「死のうかな」というコメントで溢れかえるという意味不明な展開を見せた。
工場見学の動画の冒頭に死にたがってるコメントが溢れている光景はハッキリいって異常だが、経緯を知ればなんとなく理解出来なくもないはずだ。

これ何の動画?

ザ・メイキング動画の終盤にいる、何も見ておらず理解もしない視聴者風のコメント。
科学技術振興機構の人も悲しくて泣いているだろう。

終わりに

それなりに頑張ってネタを詰め込んだものの、まだまだ詰められた感じはある。
例のアレオールスター感を出したとは言いつつ、恒心教、aiueo700といった危険度が高めのものには踏み込めてないし、今やほぼ存在が失われたケツピンあたりに触れられなかったのもちょっと片手落ちっぽいし「この動画は電通案件らしい」みたいなカスの嘘も混ぜてみたかった。
あとBGMは神社に頼ったけど、NONA REEVES流しても良かったかもしんないし全然無関係にカブトボーグとか入れてもよかったかもしんない。
東山源次なんかも結構淫夢扱いされてたなあ。あと文脈に無関係に乱入させられる要素としてブライガー剛竜馬あたりを投入するのもアリといえばアリだった。
「いつしか雨は止み、そこには虹がかかるんだよなあ」とかも入れられるもんなら入れたかったけど無理だった。
QVC福島はアクロさんがネタにする予定らしかったので触れなかった。

入れたかったネタを全部詰め込むのはやっぱり難しいんだよね。テンポとか流れとかがあるからね、しょうがないね。

もう二度とこんな遊びはしないと思うが、読んだ人にとって何かの参考になれば幸いである。*19

*1:実際投稿されて面白かった

*2:余談として、こういう企画でご一緒しておいてこういった事を言うのもなんだが、ヤシャグサさんはボイロに寄せるよりも元々の作風の方が生き生きしてると感じたし、実際に最近は再度淫夢に寄せて頑張っておられるようだ

*3:そういえばりょの字さんに理由を訊いてない。

*4:最近は公式がちゃんと配信してたり実況のためのガイドラインやライセンスも整備されてきたのでだいぶクリーンになったが、初期はかなりアウト寄りのグレーであった

*5:これは仁義や素材作者への還元という気持ちも大いにあるが、素材を明示していると私の動画をパロディしてくれる人が真似しやすいという嬉しい副次効果もあった

*6:ぼすきーは、そういう意味で私にとって愉快なドブとして機能するポテンシャルを秘めているが、今のところは稼いでないから単に身銭を切っているだけだ

*7:もっと細かい経緯もあるのだが大体そんな感じだ

*8:オット! 今はXだったかな……フフ……

*9:オット! 今はXだったかな……フフ……

*10:結構おつらいシーンで出たシリアスなセリフ

*11:本当にアレがマジレス氏の写真なのかはよくわからないが

*12:キミキス」のキャラである水澤摩央

*13:オット! 今はXだったかな……フフ……

*14:有名な「許してくださいなんでもしますから」が出るのと同じ作品だが章が異なる

*15:ナショナル ジオグラフィック「旅するシェフの仰天レシピ」

*16:拙くても出していけるのは才能なのだ。もうちょっとフィードバックに対する謙虚さがあれば真っ当に伸びたんじゃないかな……と思う事もある。

*17:syamuさんに対してクオリティで勝負しに行こうとするのはだいぶ性格が悪い気がするが、そうは言っても私も大して料理は上手くないし出来上がりの見栄えは大差無いんだよな。それはこの動画のオチの1つとも言える

*18:オット! 今はXだったかな……フフ……

*19:何の参考にもなるわけがない